動画選考(動画面接)の通過率が格段にあがるコツと撮影時の注意点

就活


皆さんこんにちは、TaroTechです。

今回は「動画選考(動画面接)のコツ」についての記事になります。

動画ってどうやって撮ればいいか分からない、どのように撮影すれば合格できるのかイマイチ分からないという人は多いのではないでしょうか?

お題が与えられて、なんとなく撮影して終わりにしようとしていませんか?

この記事では動画選考で確実にライバルと差別化を図って合格するためのコツや押さえておきたいポイントについて丁寧に解説していきます。

この記事はこんな人におすすめ
  • 動画選考のやり方やコツが分からない人
  • 動画選考を確実に通過したい人

1.動画選考(動画面接)とは?

動画選考(動画面接)とは、企業から与えられた質問に対してその回答を撮影機材(スマートフォンなど)で動画として撮影し、企業に送るという選考形式のことを指します。

カッコ書きのとおり企業によって動画選考と呼んだり動画面接と呼んだりまちまちですが、基本的に中身は一緒だと思ってもらって構いません。

動画の長さはおおよそ30秒から長いものだと3分くらいで内容は自分をPRするものや志望動機などが多い印象です。

JavaDog
JavaDog

ちなみに著者は動画選考を4社経験し、そのうち3社が合格でした。一番長いもので3分という動画選考がありましたがその時は原稿を覚えるのにかなり苦労しました、、、

2.動画選考を企業が導入する背景や目的

動画選考の通過を目指す上でまずは企業がなぜ動画面接を課すのかを知ることが重要です。
逆に背景や目的を理解しておくことでどうやったら通過できるのかということを逆算して考えられます。

  1. 効率よくふるいにかけられるから
  2. 面接に呼ぶ前に学生の雰囲気や人となりが視覚的に分かるから

2-1.効率よくふるいにかけられるから

動画面接は主に応募者が殺到するような超人気企業で課される場合が多い傾向にあります。

毎年何千何万という学生が応募してくる企業では、ゆっくり一人一人の学生を吟味してというわけにはいきません。

そういったときに動画選考が学生をふるいにかける一つの手段として導入されるのです。

皆さん、動画選考と聞いてまず初めにこう思いませんか?

面倒くさいな。

そう、これだけである程度の学生をふるいにかけることができるのです。

就活において何社も受けていく中で動画選考を課されてしまうとその企業に時間を割く必要が出てきます。そのためあまり志望度が高くないような学生はそこで応募するのをやめてしまうことも考えられます。

このようにあえて面倒くさい動画選考を課すことである程度志望度が高い学生に絞ることができるのです。

2-2.面接に呼ぶ前に学生の雰囲気や人となりが視覚的に分かるから

動画選考は主にES(書類選考)と面接の間で課されることが多い傾向にあります。

2-1で説明したことに関連してきますが、企業としては数多くの学生からできる限り効率よく見込みのありそうな学生を面接に呼びたいと考えます。

そこで面接の前にワンクッションこの動画選考を挟むことで、応募してきた学生の雰囲気や人となりを知ることができます。

動画面接では、書類では分からないようなその人の話し方や身だしなみといった聴覚的・視覚的な情報が得られます。

そのため企業としても効率よく良い人材を見極めやすくなるといえます。

このような背景や目的を理解したうえで、しっかりとポイントを押さえながら最低限の身だしなみと話し方に気を付けてなおかつ創意工夫を取り入れれば通過率は格段に上がっていきます。

3.動画選考(動画面接)のコツ

動画面接の背景や目的を理解したところで、ここからは実際に著者のおすすめする動画選考のコツ(工夫)について解説していきます。

3-1.フリップを使って視覚的に訴える

著者のおすすめする動画選考のコツ1つ目は「フリップ」を使う方法です。

動画選考はそのままやろうとするとつい音声情報だけになってしまいます。そこで話の内容に合わせた視覚的な情報を加えることで分かりやすくて手の込んだ動画にすることができます。

やり方を著者の体験談をもとに説明していきます。

2021年味の素AGF本選考より

あなたを表す漢字一文字を教えてください。(30秒)

1.原稿を作る

まずはお題に合わせて原稿を書きましょう。人にとって聞きやすいスピードは大体150~160文字/30秒くらいですので指定された動画の長さに応じて文字数のめどをたててから内容を考えるとよいでしょう。
また、内容は結論ファーストで端的に必要なことだけを盛り込むようにしましょう。

【動画面接の実際の原稿】
私を表す漢字1文字は「執(しつ)」です。1つ目の理由は、指揮を「執」ることができるからです。強みである統率力を活かしこれまで部活動等でチームを引っ張ってきました。2つ目の理由は、「執」着心が強いことです。何事に対しても粘り強く、最後までやり抜くことを信条としてきました。御社においても、以上のような私らしさを発揮していきたいです。(161文字)

2.話す内容の要点をスライドにまとめる

原稿が完成したら次に内容をざっくりと要約してスライドにまとめます。私は主にPowerPointを使って構図を考えていました。

例えばこんな感じ、

今回の例だと文字だけでしたが、できればイラストも入れるとよりわかりやすくなります。

3.完成したスライドをフリップに書き起こす(印刷して貼る)

スライドが完成したら次にフリップにそのまま書き起こします。

なぜ書き起こすのかというと、「私はしっかり時間をかけて動画選考に臨みましたよ」とアピールするためです。

また、字がきれい・絵がうまいといったことも一つの個性として企業にアピールすることができます。

私は見やすいようにA3サイズのスケッチブックをフリップ代わりに使っていました。

実際に著者が学生の時に使っていたフリップ


手書きはちょっとという人は、スライドをそのままカラーコピーしてフリップに貼り付けても構いませんが、字が小さくなって見えないということにならないよう気を付けましょう。

4.紙芝居風にフリップをもって撮影

資料が完成したらあとは落ち着いてフリップを見せながら動画を撮影しましょう。

実際の動画の一部分

このように顔とフリップの両方が画角に収まるように撮影しましょう。

何度も撮り直しが可能な企業の場合は、噛まずに流ちょうに話せた動画が取れるまで何回でも取り直すようにしましょう。
できる限り完璧に近いものを提出するのがコツです。

JavaDog
JavaDog

ちなみに私はこの方法で動画選考に通過し、某化学メーカーのインターンに参加できましたが、そこの懇親会で動画選考を見たという人事の方から「とても印象に残って良かったよ」とお褒めの言葉をいただくことができました。

このことからも分かるようにひと工夫を加えることで人事の印象に残る動画にすることができます。
非常におすすめなので、資料作りが得意な人は是非採用してみてはいかがでしょうか。

3-2.動画編集によって字幕を付けてYouTuber風の動画にする

著者のおすすめする動画選考のコツ2つ目は「動画に字幕を付ける」です。

3-1で紹介したフリップよりも手軽にできるため多くの人におすすめのやり方になります。

この方法もフリップ同様に音声だけでなく、文字という視覚情報も動画に加えられるため分かりやすい動画にすることができます。

やり方と流れは以下の通りになります。

①原稿を書く
②撮影する
③動画編集アプリを使って編集する

①と②は上記で説明しているので割愛します。

動画編集アプリを使って編集する

撮影が終わったら実際に動画を編集します。
以下は著者がおすすめするアプリになります。

Vrew ブリュー
Vrew ブリュー
開発元:VoyagerX, Inc.
無料
posted withアプリーチ

このアプリではAIが音声認識をしてくれることで自動的に文字起こしができます。

おかしい箇所があれば人間の手で編集が可能であるため誰でも簡単に動画に字幕を付けることができます。

そのまま編集をするとアプリのロゴが入ってしまいますが、無料会員登録をすればロゴが消せるため余計な情報は消しておきましょう。

また、この方法の良いところは動画を編集できるところにあります。

長い時間(1分以上)の動画を取るときに一発撮りしようとすると、途中で噛んでしまったら最初から取り直しなんてこともよくありますよね。

そういった長いものを取るときに動画編集を駆使すれば、段落ごとに動画を細かい単位に分けてそれをつなげることができるため、撮影の負担を減らすことができます。

4.動画選考と相性の良いサービス

動画選考の撮影お疲れさまでした。

大変な思いをして撮影したことだと思うので、ここでは動画選考の経験が存分に生かせるサービスを紹介したいと思います。

JOBTVは株式会社ベクトルの子会社である「株式会社Starbank」という会社が運営している就活サービスになります。

このサービスは就活版Netflixとも呼ばれており、企業ごとの紹介動画を手軽に見ることができるサービスとなっております。(ユーザーインターフェースがまさにNetflix)

主に企業研究を目的として就活サービスとなっています。

4-1.注目の登録企業

JOBTVはつい最近できたばかりのサービスのため、まだまだ発展途上のサービスとなっております。
しかしながら、現時点でもそれなりの大手企業も登録されていることから、あえて今のうちに登録しておくのも一つの手だと言えます。

それでは注目の登録企業について紹介しておきましょう。

NRI(経営コンサル)/KDDI/エステー/コクヨ/楽天グループ/アイリスオーヤマ/松竹/キリンHD/ソフトバンク/三井住友銀行/アマゾンジャパン/明治安田生命/住友生命/ダイセル/伊勢半(化粧品)/商船三井/JTB/日本郵船/ダイセル/セイコーHD/マツダ/大林組/オープンハウス/三井不動産/三菱自動車/サイバーバズ/電通

他にも良い企業は多く登録されていますが、まずはこのあたりの人気企業に興味がある人は多いのではないでしょうか?

このように大手企業も登録されていますので、これからの伸びしろにも期待してこの機会に会員登録することをおすすめします。

4-2.なぜ動画選考と相性が良いのか?

次になぜJobTVと動画選考の相性が良いのかについて説明します。

JOBTVが動画選考と相性が良い理由は、JOBTVにおける企業へのアピール方法が動画だからです。

他のサービスでは基本的にガクチカや自己PRを文章で表現するのに対して、JOBTVでは自己PR動画や特技動画で自分を表現することになります。

つまり動画選考で経験したノウハウやコツがそのまま生かせて、かつ自由度が非常に高いことから自分らしさを最大限アピールできるのです。

例えば、
▽自己PR動画
・自分を動物に例えると
・自分を漢字一文字で表すと
・学生時代頑張っていたことや活動実績
など
▽特技動画
・実際にスポーツをやっている風景を撮影
・タイピングの手元動画
・自分の作品を紹介する(SNSやブログを紹介)
など

このように動画にするだけでアピールの自由度は格段に高まりますので、思いっきり自分をアピールした動画を用意するとよいでしょう。

4-3.登録方法

JOBTVの登録方法自体は非常に簡単で5分もあればすぐに登録できます。

【登録方法】
①サイト右上のログインボタンを押下し、「登録完了してない方はこちら」をクリック
②メールアドレスとパスワードを入力し、届いた認証コードを入力
③個人情報を入力して登録完了!

▽必要な個人情報
名前/性別/生年月日/卒業年度/電話番号/所属大学・学部/顔写真(任意)/希望条件(任意)
以上

これから就活を始める人も、すでに就活をやっていて持ち駒をもう少し増やしたい人も是非この機会に自分らしい動画を撮影して、企業研究のかねて企業へアピールしてみましょう。

企業研究と自分らしい動画で企業へアピールするならJOBTV

5.撮影するときの注意点

通過率が上がるコツについて説明したところで、最後に撮影するときの注意点を押さえておきましょう。

4-1.雑音が入らない静かなところで撮影する

動画を撮影するときは雑音が入らない静かな場所で撮影するようにしましょう。せっかくうまく撮影できても車の音や電車の音など雑音が入ってしまってはマイナスの印象を与えてしまいます。また、カフェといった公共の場で撮影することも避けましょう。

撮影するときは、自分の家や大学の空き教室、場合によってはレンタルスペースを借りて撮影するとよいでしょう。

4-2.服装は基本的にスーツを着て身だしなみを整えて撮影する

撮影するときの服装は特に指定が無ければスーツを着るのが無難だといえます。動画といえども選考の一ステップであることには変わりないのであまりにも派手な格好や攻めた服装はやめておきましょう。

企業によっては私服で撮影してくださいという場合もあるので、その時は常識の範囲内で自分らしい服を着て撮影するとよいでしょう。

また服装だけでなく身だしなみにも気を付けましょう。動画なので見た目がその人の印象を大きく左右します。髪型やひげなどに気を配り、身だしなみを整えて撮影に臨みましょう。

4-3.明るい場所で撮影し、ハキハキと明るい声で話す

撮影するときはなるべく明るい場所で撮影するようにしましょう。せっかくいい内容でも画面が暗かったらマイナスの印象を与えかねません。

そのため、撮影するときは照明に気を配りながらなるべく部屋を明るくして撮影するとよい印象を与えられるでしょう。


また、撮影するときの口調には最大限気を配りましょう。

やはり学生ということもあるので元気よさをアピールするためにも明るい声ではきはきとしゃべることがとても大切です。

採用の場ではとにかく明るくてポジティブな人は好かれる傾向にあるので、普段おとなしい人でも「人に聞かせる」ということを意識してはっきりと元気よく話すように心掛けましょう。

4-4.話す内容はある程度覚えてなるべくカメラ目線で話そう(カンペを用意するなら悟られないようにする)

これに関しては結構意見が分かれますが、個人的にはカンペを用意するよりも内容をしっかり頭に入れてカメラを見ながら話すことで熱意がより伝わると考えています。

そもそも面接の場ではカンペなんてものは用意のしようがありませんので、動画選考の段階からしっかり自分の言葉で組み立てながら話すという練習をした方が後々活きてくると思います。

かといって暗記したことをそのままただ棒読みするのがいいというわけでもないので、ある程度内容を覚えてそのうえで気持ちを込めて話すことが大切でしょう。

もちろん、なかなか覚えるのが苦手という人もいるのでそういう人はカンペを用意してもいいですが、なるべく「カンペを読んでる感が出ないよう」に気を付けましょう。

カンペばかり見てしまうとどうしても目線でばれてしまう可能性があるので、例えばカメラの奥の壁にカンペを張ったり友達にカンペを持っておいてもらったりといった工夫をするとよいでしょう。

撮影のイメージ図

まとめ

皆さんいかがだったでしょうか。
今回は「動画選考(動画面接)」の通過率を上げるための押さえておくべきポイントやコツについて解説してきました。

記事の途中でも述べたように動画面接は学生をふるいにかけるための効率の良い選考として多くの企業で導入されているという背景があります。
そういった背景や目的をしっかりと理解したうえで、ぜひ自分なりの創意工夫を凝らして少しでもライバルに差がつくよう努力しましょう。

動画面接は多くの場合撮り直しが可能なので、時間が許す限り納得がいくまで取り直して最高の1本で勝負できるよう頑張ってください!

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