皆さんこんにちは、TaroTechです。
今回は「SPI対策をいつから始めるべきなのか?」という疑問にお答えしていこうと思います。
就活を始めたばかりの頃は情報が少なく不安になりますよね。
この記事では就活において対策必須のSPIについて皆さんが気になるポイントを解説していきます。
本音としては「この記事にたどり着いた今こそSPI対策の始め時だよ!」と言いたいところですが、今回は多くの就活生のタメになるよう丁寧に解説していくので安心してください。
1.テストセンターとは
主に企業の採用活動で行われる適性検査のうち、後述する「SPI3」という種類のテストを外部の会場で受験する方式です。
会場はリクルートが運営しており、全国の主要都市に設置されています。
会場:全国7都市(東京・大阪・名古屋・札幌・仙台・広島・福岡)
※ピーク時には全国47都道府県に臨時会場を設営
テストセンターの受験の流れ
テストセンターはいつでも受験できる訳ではなく、選考を受ける企業から受験の依頼メールを受け取った場合にのみ受験することができます。
受験日程は企業ごとに異なるため、後述するSPIの勉強をいつから始めるべきかということは入念に考えておく必要があります。
また、1度受験すれば受験科目が同じ場合は検査結果を使いまわすことができるため、早め早めから対策をしておくに越したことはないと言えます。
就活のピーク時には予約が集中することで希望スケジュールで予約が取りづらくなることがある。そのため早めから対策して受験できるときに受験しておいた方が得。
2.SPIとは?一夜漬けはOK?
SPIとはリクルート社が開発した適性検査の1種で、多くの企業が採用活動で用いています。
ここをクリアしなければ次の選考に進むことができないため、多くの就活生にとっては最初の関門となります。
SPIは多くの企業で言語・非言語がセットで課されます。
そのうち非言語分野では「推論」と呼ばれるSPI独特の問題が課されることからある程度慣れておかないと高得点を取ることは難しくなります。
また、SPIには上記で説明したテストセンター以外に4つほど受験方法があります。
受験方式 | 内容 |
---|---|
テストセンター | リクルート社が用意する専用会場のパソコンで受験する方式。必ず一人で受験しなければならないためしっかり対策しないと高得点を取ることは難しい。 |
WEBテスティング | インターネットにつながる環境で自分のパソコンから好きなタイミングで受験する方式。友人と一緒に問題を解くことができるためテストセンターよりはハードルが低い。また電卓も使用できる。 |
ペーパーテスティング | 応募先の企業に出向き、マークシートで受験する方法。 |
インハウスCBT | 応募先の企業に出向き、企業が用意したパソコンで受験する形式。 |
そのうち、テストセンターは自力で点が取れなければ次の選考ステップに進めないかもしれないというプレッシャーもかかってくるため、万全の対策を練って受験することがおすすめです。
SPIは独特の問題や形式さらにはスピード感に慣れておかないと高得点を取るのは難しい。
余程の自信がない限りノー勉やSPIの一夜漬けは絶対NG!
3.SPI対策はいつから始めるべき?
それでは本題について説明していきます。
SPI(テストセンター)の対策をいつから始めるかで悩む就活生は多い
この記事を読んでいる皆さんはおそらく少し焦りが出てきているのではないでしょうか?
でも心配はいりません。
実際にSPI(テストセンター)の対策をいつから始めるべきかで悩む就活生は意外と多い印象です。
このようにTwitterをのぞいてみても毎年一定数の就活生が勉強の始めるタイミングで悩んでいるようです。
そこでここからはSPI対策の重要性や対策を始めるべき時期について解説していきます。
SPIの対策の重要性
SPIは一個一個の問題自体はそこまで難しいものではありません。
大学受験を突破してきた学力のある人ならある程度の得点は見込めます。
しかし、以下の理由からSPIの対策はやっておいた方がいいと言えます。
記事の前半でも述べましたが、SPIには「推論」といった独特の問題が出題されるためある程度対策を練っておかないと人によってはかなり苦戦する問題になります。
SPIには制限時間もあり、ゆっくり問題を解いているとあっという間に時間が無くなってしまうという特徴もあります。
当然採用試験の一環であるというプレッシャーもかかってくることから、万全の対策を練って臨むのが良いと言えます。
また、SPIは企業の採用の「足切り」にも使われており、対策不十分のまま受験して万が一点が取れなかった場合、面接にすら進めないという事態にもなりかねません。
一部しか紹介していませんが、このようにTwitter上ではSPIに苦戦している人たちがちらほら見かけられることを考慮すると、しっかり対策を練っておくべき理由が分かると思います。
SPIの対策を始める時期について
就活とはいっても、大学3年(院1年)の6月あたりから次の年の6月まで約一年間期間があります。
そのうちどのタイミングでSPIの勉強を始めればいいか悩む人は多いと思います。
そこでこの記事では学習に対するモチベーションを保ちながら効果的に対策するための対策開始時期について紹介するよ。
SPI対策をいつから始めるべきかについて先に結論を述べたいと思います。
他の大手就活サイトを見ると大学3年の12月とか1~3月と書いてありますが、それは半分誤りです。
夏インターンでSPI使う人とか全然間に合ってないじゃないかと思いませんか??
以下では就活においてSPIの受験が必要になるタイミングを説明したうえで対策を始める時期について解説しようと思います。
就活においてSPIが必要になるタイミングは大きく分けると以下の通りです。
・夏インターンの選考
・冬インターンの選考
・本選考
SPI対策をいつから始めるべきかということは照準を合わせたい選考によって異なります。
そのため一概に何年の何月からというのは難しいです。
この記事では、個々の照準を合わせたい選考を大まかに分類することで一人一人のレベルや目標に合わせた対策開始時期を紹介します。
目標 | 対策開始時期 |
---|---|
夏インターンの参加 | 大学3年/院1年の5月頃 |
冬インターンの参加 | 大学3年/院1年の11月頃 |
本選考の突破 | 大学3年/院1年の1月~2月頃 |
もちろん継続して勉強することが大事ですが、モチベーションを保ち続けるのも容易ではありません。
是非この表を一つの目安として、いつ始めるかを判断していただけると幸いです。
もうすでに遅いかもと思う人も心配いりません。
この記事を見たこの瞬間から対策を始めようと思う気持ちが大事です。
最後にSPIの効率的な対策法について紹介していきたいと思います。
4.SPI(テストセンター)の対策法
最後にSPIの対策法について解説していきます。
SPIの結果を最大限するためには、①→②→③→④(②~④は繰り返す)の順で対策していくことがおすすめです。
私自身も初めて受験した時は思うような結果が出せませんでしたが、参考書で学習しながら受験を重ねていくうちに高得点を取れるようになりました。
とにかくSPIは実践あるのみです!
書籍やサブスクで学習する
まずは参考書やサブスクを購入してどんな問題が出題されるか確認して学習を開始しましょう。
【おすすめSPI参考書】
本屋などに行けばたくさんの対策本が売られていますが、自分のレベルに合わせて以下の2冊だけ購入すれば対策としては十分です。
1冊目は「これが本当のSPI3だ!」です。
SPIノートの会が毎年販売している、SPIの参考書としてはもっとも有名な鉄板の一冊になります。
SPIの入門書として優れており、難易度は比較的優し目なため、テストがあまり得意ではない就活生向けの参考書になります。
2冊目は「史上最強SPI&テストセンター超実践問題集」です。
こちらは勉強が得意な人やある程度SPI関連の知識のインプットが終わった人用の問題集になります。
この本は、言語・非言語だけでなく構造把握・英語・性格検査といったSPIに関するすべての検査方式に対応している王道の一冊です。
【SPI対策のサブスク】
実はSPI対策用のサブスクがあるのをご存じでしょうか?
この記事ではSPIをより実践的な形式で学習できるサービスについて紹介します。
SMART SPI-Gはお手持ちのパソコンやスマホからSPIをより実践的な形式で学習・演習できるサブスクになります。
料金:2500円/6か月(※キャンペーン中)
対象科目:SPI(言語・非言語)、玉手箱(言語・計数)
本サービスはSPIだけでなく玉手箱という形式の適性検査にも対応しています。
半年間で2500円(キャンペーン中)という価格で学習し放題という何とも優れたサービスになっています。
SPIが苦手な人向けの解説動画も搭載されており非常に充実したサブスクとなっています。
以下の記事で特徴をより詳しく解説しているので、興味がある人は是非一読してみるとよいでしょう。
書籍・サブスクを用いたオススメの学習法としては、1周目はすべての問題を解きながら「解けなかった問題と自信がなかった問題」にチェックを付けます。
そして2週目以降からはチェックを付けた問題だけ解くという学習法になります。
ある程度解けない問題がなくなってきたタイミングで次のステップに進みます。
実際に企業の選考でSPIを体験する
SPIはとにかく実践あるのみです。
学習が終わったら実際に企業に応募してSPIを受験してみましょう。
ただしいきなり本命企業を受験するのに抵抗がある人のために、過去の選考でSPIが課された実績のある企業をまとめましたので是非参考にしてみてください。
【過去にSPIが課された企業まとめ】
これらは過去にSPIが課されたことのある企業一覧になります。
ただ、同じ企業であっても年によって適性検査の出題形式が異なる場合はあります。
そのため就活サイトを活用して、自分の行きたい企業の直近3年分や同じ年のインターンの選考情報をチェックしておくことを強くおすすめします。
【おすすめ就活情報収集サイト】
個人的には「ONE CAREER」が圧倒的No1就活サイトだと思います。
ESや選考に関する情報を無料で見放題という、就活生にとって非常に有益なサイトになっています。
まだ登録していない人は必ず登録しておきましょう。
公式サイト:https://www.onecareer.jp/
出題された問題をメモする
ここが非常に重要なポイントとなります。
必ず試験を解きながら、「どんな分野の問題がどれくらい出題されたか」ということを記憶しておきましょう。またWeb形式の場合は画面録画しながら試験を解くという方法がおすすめです。
もちろん試験を解くことに集中するのが一番です。
ただ、問題を解きながら体感でいいので、何が何割くらい出題されたかを記憶してスマホかメモ帳にメモしておきましょう。
【SPIの主な出題科目一覧】
言語分野 | 非言語分野 |
---|---|
1.二語関係 | 1.推論 |
2.熟語、単語の意味 | 2.順列・組み合わせ |
3.語句の用法 | 3.損益算 |
4.文の並び替え | 4.割合・比 |
5.空欄補充 | 5.料金割引計算 |
6.長文読解 | 6.仕事算 |
7.集合 | |
8.速度計算 | |
9.代金清算 |
SPIには出題パターンによって高得点の可能性がある問題が存在します。また、SPIは一度受験したら結果を使いまわすことができるという特徴もあります。
そのため試験中にどんな問題が出題されたかを知っておくことは非常に重要なのです。
せっかくいい点を取れていたはずなのに、それに気づかずもう一度別の企業を受験したら、過去の結果は最新の結果で上書きされてしまいます
以下の記事では、実際に著者が就活生時代の適性検査(SPI)に全通した時の出題パターンを紹介しているので、一度確認しておくことをおすすめします。
メモした問題と類似する問題を参考書で解きなおす
本番で出題された問題をメモしたら、自宅に帰って類似問題の解き直しをしましょう。
おそらく本番をやりながら解きずらかった問題や解けなかった問題はある程度把握していると思います。
また次回以降受験しなおしたときに、再度同じような問題で詰まらないように何度も復習して解法を覚えこみましょう。
この試行回数を増やしていくほど精度は高まっていきます。
人によってその回数は異なってくるため、一概に何回やればということはできませんが、自分のペースで学習を進めていただけるとよいと思います。
5.SPIの勉強時間目安
対策法が分かったところで、どれくらいSPIの勉強に時間をかけるべきなのかを解説していきます。
SPIは言語・非言語・構造把握・英語の4教科があります。
それぞれ学習の仕方や性質が異なりますので、教科ごとに分けて説明していきたいと思います。
【全員必須科目】
言語⇒暗記+慣れ
非言語⇒慣れ
まず言語はどちらかというと単語の暗記や対策が難しい長文読解がメインになりますのであまり時間をかけて対策する必要はありません。
勉強時間としては試験日の2週間前から一日1題ずつの長文読解(15~30分)および1週間前から1日15分ずつの単語の暗記がおすすめです。
Twitterなどで「SPI 言語」と検索をかけてみると、多くのアカウントが単語集を掲載しています。
是非学習の参考にしてみるのもよいでしょう!
一方非言語は、公式を覚えることや難関科目の推論に慣れることが必要なためしっかり対策しておく必要があります。
勉強時間としては試験日の1~2か月前から週3回1日1時間程度の勉強時間がおすすめです。
個人差がありますが、人によっては推論にかなりの時間がかかる可能性があるのでこれくらい余裕を持った勉強時間を設定しておくのが無難でしょう。
当サイトでは非言語の難関分野である「推論のコツ」について問題別に紹介していますのでよかったら参考にしてみてください。
⇒【SPI8割越えが教える】推論の対策法やコツとは?
ここからは商社や・難関企業を受験する人向けに構造把握と英語の勉強時間について紹介しておきます。
【英語・構造把握】
英語⇒暗記と慣れ
構造把握⇒慣れ
英語は言語と同じで暗記と慣れが必要になります。
ただ、言語と違い対策が全くいらない人もいればかなりの時間をかける必要のある人が分かれてきます。
英語が得意な人は試験日1週間前くらいから1日30分くらいの勉強時間で問題ないと思います。
一方、英語が苦手な人は試験の2か月くらい前から週3回一日1時間程度の学習時間は確保しておいた方がよいでしょう。
対策法としてはTOEICの長文読解用書籍や単語帳で英語に触れる勉強法がおすすめです。
構造把握は難しいというよりは一風変わった出題形式にいかに慣れるかということが大事になってきます。
勉強時間としては試験日1週間前から一日30分ほどがおすすめになります。
上記で紹介した参考書や問題集で演習ができるので是非購入しましょう!
このように勉強時間は教科や得意・不得意によって変わってきます。
ただ全体を通して言えることは、「自信をもって試験に臨めるようになるまで勉強する」ということです。
人それぞれ自分に合った学習法や勉強時間を模索しながら本番でいい結果が出せるようにしっかり準備しましょう。
まとめ
皆さんいかがだったでしょうか?
今回は「SPIの対策をいつから始めるべきか?」ということについて解説してきました。
記事でも述べた通りSPIを全く対策なしで臨むと、意外と難しいことに気づくと思います。
SPIの対策をいつから始めればいいのか分からない就活生も「思い立ったが吉日」です。
この記事を読んだ今日から始めてみるとよいのではないでしょうか。
SPIはしっかり対策すれば確実に点数を伸ばすことができるので、この記事を参考に計画的に学習を始めてみてください!
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