【大手内定者おすすめ】全業界で使えるOB訪問の質問リスト45選

就活

皆さんこんにちは、TaroTechです。

今回は「OB訪問で使える質問」についての記事になります。

就活においてOB・OG訪問は企業研究のためにやっておいたほうが良い!という人はたくさんいますね。

ただ、いきなりOB・OG訪問をするにしても何を聞けばいいのかわからないという人は多いのではないでしょうか?

この記事ではOB・OG訪問で使える質問についてポイントともに解説していきます。

この記事で分かること
  • OB・OG訪問をする目的
  • OB・OG訪問をするメリット
  • OB・OG訪問で聞きたい質問
  • OB・OG訪問する際のポイント・注意点

1.OB・OG訪問をする目的

まず始めにOB訪問をする目的とは何でしょう?

業界研究および企業研究のため

OB・OG訪問をする大きな目的は、「業界研究・企業研究を行う」ためです。
就活では必ずと言っていいほど志望動機を聞かれます。

もちろん企業説明会や座談会に参加することである程度の志望動機を語ることができます。

しかし、総合商社や大手IT企業など人気企業で内定までもっていこうと考えたら相当のレベルでの企業理解が必要になってきます。

そのため高いレベルの企業理解を得るためにもOB・OG訪問は非常に重要なのです。

OB・OG訪問では実際に働いている人たちからの意見や考えを知ることができるため、企業とのミスマッチを事前に防ぐといった意味もあります。

2.OB・OG訪問をするメリット

OB・OG訪問をするメリットは次の4つが挙げられます。

OB・OG訪問をするメリット

・社会人目線からの意見が聞ける
・企業説明会では聞けないような業務の具体的な話が聞ける
・1対1でゆっくり話が聞ける
・選考で有利になる可能性がある

社会人目線からの意見が聞ける

OB・OG訪問をする相手はたいていの場合社会人であることから、話をする際に社会人目線の意見を聞くことができます。

例えば会社のことであっても、学生から見た企業の良さと実際に働く社員から見た企業の良さが異なる場合もあります。

そのときに社会人ならではの話を聞くことで学生との会話からは得られないような意見が得られ、企業選びの視野が広がる可能性があります。

また、企業のことだけでなく就活に関する相談をする際も、社会人ならではの視点からアドバイスをもらえることもあります。(著者の体験に基づく)

JavaDog
JavaDog

面接の場面を思い浮かべてもらうと、面接するのもそれを評価する人も皆社会人であるため、社会人目線のアドバイスというのは結構本番で役立ったりするものです。

企業説明会では聞けないような業務の具体的な話が聞ける

企業説明会では多くの学生に対してその企業がいかに魅力的かということをアピールしなければならないため、表面的な魅力を伝える」ことに重きを置かれがちです。

その分説明会だけでは、深く踏み込んだ企業の裏話や実際の業務についての話を聞くことは難しいといえます。

そのような情報を補いたいときにOB・OG訪問をすることで、より具体的な会社の話や仕事の話を聞くことができます。

1対1でゆっくり話が聞ける

例えばOB・OG訪問以外にも座談会のような社員と少人数で話す機会というのはあります。

しかし、いくら少人数といっても自分以外にも学生はいるため、自分だけが聞きたいことを質問するというのは協調性を疑われかねないのであまり良いことだとは言えません。

その点についてOB・OG訪問だと、基本的に1対1で会話ができるため自分が聞きたいことを時間が許す限り質問できるというメリットがあります。

OB・OG訪問は自分の体験上おおよそ1時間~2時間くらいの時間を設けていただけるので、あらかじめ聞きたいことを整理して臨むようにすると、相手に対して失礼なく有意義な時間を過ごすことができるでしょう。

選考で有利になる可能性がある

これに関してはすべての企業に当てはまるというわけではありませんが、中にはOB・OG訪問した際に訪問カードを書かせる企業もあるようです。(某大手IT)

また、総合商社のようにOB・OG訪問はスタンプラリーなんて言われている業界もあるくらいです。

OB・OG訪問をすることで、その時の態度や質問内容が良いと選考に有利に働く場合もあるので、しっかりと質問を考えてOB・OG訪問に臨むことは重要です。

また、選考に有利になるという意味では「逆求人型就活サイト」もおすすめです。
OfferBoxは今や3人に一人は利用しているともいわれるサービスになるので、併せて利用することをおすすめします。

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3.OB・OGへの質問リスト45選

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ここでは大手内定者がおすすめする質問例を重要度と合わせて紹介していきます。数が多いので目的に応じてどの質問をするかの参考にしてみてください。

本記事では重要度5のものについてはピックアップして解説しています。

【質問リスト45選】

質問重要度
①会社・業務のこと
1.○○さんから見た御社の強み・弱みは何ですか?
2.出社~帰宅までのスケジュールはどんな流れですか?
3.直近1年間の仕事について教えてください。
4.仕事のやりがいは何ですか?
5.仕事中に心掛けていることは何ですか?
6.仕事は個人がメインですか?チームがメインですか?
②業界内での競合他社との比較
7.競合他社はどこですか?
8.競合他社と比べたときの御社の強み・弱みは何ですか?
9.御社ならではの特徴は何ですか?
③職種のこと
10.なぜ○○という職種を選んだのか?
11.御社における○○という職種の仕事内容や特徴は何ですか?
12.今の職種以外でやってみたいと思う職種は何ですか
④企業文化について
13.どのような社風ですか?
14.どのようなタイプ・性格の人が多いですか?
15.職場の雰囲気はどんな感じですか
16.会社のイベントは何がありますか?
17.御社ならではの文化はありますか?
⑤企業の現状と将来
18.現在御社が力を入れている領域や商品は何ですか?
19.御社の5年後・10年後の展望はどのようにお考えですか?
20.御社が変化していくために改善すべきポイントはありますか?
⑥パーソナリティ
21.入社を決めた理由は何ですか?
22.ほかに迷った企業があれば教えてください。
23.就活の時に心掛けていたことは何ですか?
24.御社に入社するためにやったことや心掛けたことは何ですか?
25.新卒の時と現在で御社のイメージは変わりましたか?
26.入社後で一番達成感のあった仕事は何ですか?
27.今までで一番つらかったことは何ですか?
28.仕事とプライベートのバランスはどうですか?
⑦仕事以外の会社情報
29.有給休暇の取得状況はどんな感じですか?
30.産休・育休の状況はどんな感じですか?
31.研修の種類は多いですか?
32.月ごとの残業時間はどのくらいですか?
33.土日や深夜の出社頻度はどのくらいですか?
34.家賃補助はどのくらいでますか?
⑧キャリアについて
35.これまでのキャリアと今後のキャリアについて教えてください。
36.周りの人のキャリアパスで多いパターンは何ですか?
37.○○さんにとって働くとはどういうことですか?
⑨その他
38.入社までにやっておくべきことがあれば教えてください。
39.自己PRや志望動機のフィードバックをください。
40.ESの添削をお願いします。
41.御社と似ている企業を教えてください。
42.もし新卒に戻ったなら受けてみたい企業はありますか?
43.御社の選考で心掛けるべきことはありますか?
44.配属の希望はどのくらい通りますか?
45.業界そのものの今後はどうなっていくとお考えですか?

①会社・業務のこと

志望動機を考える上でも会社そのものの特徴や仕事への理解を深めておくことは大変重要です。

OB訪問の場は貴重な機会ですので仕事の具体的な内容や会社の特徴などを是非聞いておきましょう。

1.○○さんから見た御社の強み・弱みは何ですか?
2.出社~帰宅までのスケジュールはどんな流れですか?
3.直近1年間の仕事について教えてください。
4.仕事のやりがいは何ですか?
5.仕事中に心掛けていることは何ですか?
6.仕事は個人がメインですか?チームがメインですか?

1.○○さんから見た御社の強み・弱みは何ですか?

企業の強み弱みは是非とも聞いておきたい質問の1つになります。

企業研究において企業の特徴を知ることは非常に大切であり、その中でも強み・弱みは志望動機を考える上でも参考にすべき情報だといえます。

学生目線から強み・弱みは客観的な意見になる一方、実際に働く社員から見た強み・弱みは主観的な事実になるため、面接の際に説得力のある話をすることができます。

このような点から、企業の強み・弱みをOB訪問で聞いておくことはとても意味あることだといえます。

6.仕事は個人がメインですか?チームがメインですか?

この質問によって会社の風土を知ることができます。仕事を進める上で個人がメインになるかチームがメインになるかはとても重要なポイントになります。

志望動機を考える上で、自分の価値観と照らし合わせて、どちらの方を重視したいかということは事前に知っておく必要があります。

この質問から企業とのマッチングを図っておくことで、それ以降の選考において「自分の価値観に合致しているから」という説得力のある話をすることができるようになります。

実際に働いている人に聞くことでその会社が自分に合っているかどうかをぜひ調べておきましょう。
また、できる限り自分が希望している職種の人に聞くとなお良いでしょう!

②業界内での競合他社との比較

面接では必ずと言っていいほど「他社との違い」について質問されます。

この質問に答えるためにはその企業の差別化ポイントを言語化できるようになっておく必要があります。説明会やHPを見て入手できる情報もありますが、それだけでは説得力が弱くなってしまいます。

このようなコアな情報は、是非とも現場の社員から聞き出しておくことが大切です。

7.競合他社はどこですか?
8.競合他社と比べたときの御社の強み・弱みは何ですか?
9.御社ならではの特徴は何ですか?

8.競合他社と比べたときの御社の強み・弱みは何ですか?

①-1に近い質問になりますが、競合他社と比べたときの強み・弱みも必ず聞くようにしましょう。
面接では必ずと言っていいほど、「なぜうちでなければならないのか?」という質問が飛んできます。

その質問に答えるにあたり、競合他社との「違い」を知っておくことで、差別化ポイントを明確化した説得力のある回答ができるようになります

この質問は非常に重要なので、なるべく年次の高い社員に聞くことをおすすめしています。

年次の高い社員ほどその会社に長くいるため、より他社との差別化ポイントを熟知している可能性が高いといえます。

ただし、この質問を聞く際は、あまり知ったかぶりや余計な口をはさむことなく素直に意見を聞くことが大事なので、その点は注意しましょう。

③職種のこと

志望動機を考える上で自分の希望する職種を言語化しておくことは非常に重要です。
ただし、同じ職種であっても企業によって内容や特徴が異なる場合があります。

その企業ごとの差を少しでも理解しておくために、実際にその会社でその道のプロに話を聞いてみるとよいでしょう。

10.なぜ○○という職種を選んだのか?
11.御社における○○という職種の仕事内容や特徴は何ですか?
12.今の職種以外でやってみたいと思う職種は何ですか?

11.御社における○○という職種の仕事内容や特徴は何ですか?

この質問も企業理解を深め志望動機の説得力を高める上で重要な質問になります。

例えば、営業という職種をとってもすべての企業で全く同じことをしているとは限りません。
それぞれの企業ごとに少なからず特色というのは存在しており、その違いを理解しておくことは面接を突破していく上でとても大事なポイントになってきます。

特に「職種別採用」の形式をとっている企業を受ける際には、よりその企業のそれぞれの職種の特徴や仕事内容を理解しておく必要があります。

職種別採用のイメージ

逆に、職種への理解が高ければ、確実にライバルとの差別化になります。
そのため、ぜひOB訪問の場を活用し現役の社員の生の声を聞いておくことをおすすめします。

④企業文化について

企業文化というのは、体育会な雰囲気のところもあれば穏やかな雰囲気のところもあるように企業ごとのカラーがあります。

入社してから雰囲気が合わなくて嫌な思いをしないためにもOB訪問の場を活用して、事前に企業文化を知っておくことが大切です。

13.どのような社風ですか?
14.どのようなタイプ・性格の人が多いですか?
15.職場の雰囲気はどんな感じですか?
16.会社のイベントは何がありますか?
17.御社ならではの文化はありますか?

13.どのような社風ですか?

この質問も志望動機を考える上でとても参考になる質問になります。

社風というのは企業によって大きく異なってくる要素であり、入社後を見据えたときに気にしておくべきポイントにもなります。

例えば、HPや説明会で「風通しが良い」や「若手の裁量権が大きい」ということは簡単ですが、実際に本当かどうかを判断するのは難しいです。

そんな時こそOB訪問を活用し、実際に企業で働く人に聞くことで事前に自分の価値観と照らし合わせておくことができます。

また、このような社員の意見というのは面接官としても論理の破綻を指摘しづらい項目になりますので、志望動機に困ったらぜひ社風にも触れて話してみると良いでしょう。

⑤企業の現状と将来

企業の今と未来を知っておくことも企業分析という観点ではとても重要です。
企業のHPや中期経営計画などでも知ることはできるがそれはあくまでも経営層目線にすぎないこともあります。

現場目線から見た企業の現状と将来を知っておくことで、より深いレベルの企業理解が実現できるため、OB訪問の場を活用して聞いてみましょう。

18.現在御社が力を入れている領域や製品は何ですか?
19.御社の5年後・10年後の展望はどのようにお考えですか?
20.御社が変化していくために改善すべきポイントはありますか?

⑥パーソナリティ

OB訪問ではマクロな視点だけでなくミクロな視点も大事になります。

実際にOB訪問させてもらう社員の方の気持ちの面や普段の仕事の様子なども企業を知るという意味ではとても大切な情報になります。

是非会社のことだけでなくOBの方のパーソナリティにも興味を持ってみましょう。

21.入社を決めた理由は何ですか?
22.ほかに迷った企業があれば教えてください。
23.就活の時に心掛けていたことは何ですか?
24.御社に入社するためにやったことや心掛けたことは何ですか?
25.新卒の時と現在で御社のイメージは変わりましたか?
26.入社後一番達成感のあった仕事は何ですか?
27.今までで一番つらかったことは何ですか?
28.仕事とプライベートのバランスはどうですか?

24.御社に入社するためにやったことや心掛けたことは何ですか?

この質問は就活を進めていく上で参考になる質問になります。
OB訪問で話を聞いている目の前の社員の方は全員その企業の選考を勝ち抜いてきた人たちになります。

せっかくのOB訪問の場でもあるので、少しでも就活を優位に進められるよう経験者からアドバイスを受けておくことは重要です。

ポイントとしてはなるべく就活してから間もない内定者か若手社員に質問することがベターです。

⑦仕事以外の会社情報

仕事の内容だけでなく福利厚生や研修といった仕事以外の情報も気になる人は多いのではないでしょうか?

これから仕事をするうえで職場の環境や給与の面など気になるポイントはたくさんあると思うので、是非実際に働く方からざっくばらんに聞き出してみるとよいでしょう。

29.有給休暇の取得状況はどんな感じですか?
30.産休・育休の状況はどんな感じですか?
31.研修の種類は多いですか?
32.月ごとの残業時間はどのくらいですか?
33.土日や深夜の出社頻度はどれくらいですか?
34.家賃補助はどのくらい出ますか?

33.土日や深夜の出社頻度はどれくらいですか?

この質問は聞き方に注意する必要のあるシビアな質問になりますが、企業を理解しておく上ではぜひとも聞いておくべき質問になります。

土日や深夜の出社はどうしても「マイナスな印象」を与えてしまうため、説明会やHPからは絶対に得られない情報になります。

このようなネガティブな側面こそ、OB訪問といったざっくばらんな場で知っておくべきだといえます。

あらかじめその企業の「ネガティブな側面」も理解しておけば、応募する前の段階からミスマッチを防ぐことができます。

入社してから「こんなの聞いていた話と違うじゃないか」とならないようにするためにも、ぜひこの質問は聞いておきましょう。

⑧キャリアについて

これから何十年と働いていく上でキャリアを考えるのはとても重要です。
ただ、就活を行っている学生の立場ではキャリアを考えるのはなかなか難しいことではないでしょうか?

OB訪問はそういったこれからのキャリアを考えるヒントが得られる場でもあるので、是非社会人を有効活用してこれからのキャリアをイメージしてみましょう。

35.これまでのキャリアと今後のキャリアについて教えてください。
36.周りの人のキャリアパスで多いパターンは何ですか?
37.○○さんにとって働くとはどういうことですか?

36.周りの人のキャリアパスで多いパターンは何ですか?

この質問も志望動機やその企業でのキャリアをイメージする上で聞いておくべき質問になります。

キャリアはどうしてもその企業で実際に働いてみないと見えてこない部分になりがちです。
学生目線だけではキャリアについて尋ねられても答えることが難しい一方で、面接では頻出の質問になります。

実際の就活現場でも、選考が進んでいくほどその企業に入ってその人がどのように活躍しようと思っているかを企業は知りたがります。

そういった背景を踏まえて、OB訪問という場においてその企業で働く人たちのキャリアというのを知っておくと、キャリアに対する具体イメージを持たせることができます。

是非キャリアについてはなるべく具体的に聞くよう心がけましょう。

⑨その他

OB訪問は社会人と話せるいい機会なので、就活全般のことも是非聞くようにしましょう。

38.入社までにやっておくべきことがあれば教えてください。
39.自己PRや志望動機のフィードバックをください。
40.ESの添削お願いします。
41.御社と似ている企業を教えてください。
42.もし新卒に戻ったなら受けてみたい企業はありますか?
43.御社の選考で心掛けるべきことはありますか?
44.配属の希望はどのくらい通りますか?
45.業界そのものの今後はどうなっていくとお考えですか?

39.自己PRや志望動機のフィードバックをください。

ある程度企業研究や自己分析が出来上がった時期にこの質問をしてみることもおすすめしています。

OB訪問では情報のインプットだけでなくアウトプットの練習の場として使うことも有効な手段だといえます。

実際の面接では企業の中堅~ベテラン社員が面接官をすることが多いため、OB訪問の場でも同じくらいの年次の人にアウトプットを行うことがおすすめです。

あらかじめ練習しておけば、本番までにアウトプットの質が高められ、自信をもって本番に臨むことができるようになります。

こういった理由からOB訪問の場を自己PRや志望動機を話す模擬面接会のような場にするのも有効です。

44.配属の希望はどのくらい通りますか?

この質問も企業に入社する前に是非とも聞いておくべき質問になります。

学生によってはこれがやりたいという強い意志をもってその企業に応募する人もいるでしょう。そういった学生こそ配属の希望の通りやすさは確認しておくべき事項になります。

大企業ほど配属リスクというものが存在しており、難しいところではありますが念のために聞いておくとよいでしょう。

場合によっては配属の希望が通りやすくなるようなコツを教えてもらえることもないとは言い切れないので質問しておきましょう。

この質問はややマイナスな印象を与える恐れもあるので、質問はなるべく若手社員にするのがポイントです。

4.OB・OG訪問する際のポイント・注意点

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OB・OG訪問は実際に企業で働く社員から「リアルな情報」を聞き出せる貴重な機会です。

うまく活用できればほかの学生が知り得ない情報を入手し、志望動機に落とし込むことで差別化を図ることもできます。

効果的に情報を入手するためにもあらかじめ抑えておきたいポイントや注意点があり、時間をくださったOB・OGに悪い印象を与ることを未然に防ぐことができます。

ぜひポイントや注意点を知って、有意義な時間にしましょう。

OB・OG訪問のポイントと注意点7選
  1. メモを取りながら話を聞く
  2. 言葉遣いや態度に注意を払う
  3. 踏み込んだ話は相手との間柄を見極める
  4. 事前に聞きたい質問は用意しておく
  5. OB・OGに聞かなくても分かることは聞かない
  6. 訪問する社員の年次に合わせて質問を変えてみる
  7. 複数のOB・OGにあえて同じ質問をしてみる

1.メモを取りながら話を聞く

OB・OG訪問では必ずメモを取りながら話を聞くようにしましょう。
せっかく忙しい時間を使って話をしていただいているわけなので、時間を無駄にしないためにもメモとペンは事前に準備して話を聞くようにしましょう。

最近はスマホでメモをする人もいますが、相手によっては不快な思いをしている場合もあります。もし、スマホでどうしてもメモを取りたい場合は事前にその旨を伝え、了承を得てからにしましょう。

話を聞きながらメモを取りもしわからない箇所やメモしそびれた箇所があれば聞き直しても構いません。

メモを取りながら真剣に話を聞けば、自らの熱意が伝わるとともに、あとからOB・OG訪問で聞いたことを振り替えることもできます。

せっかくの機会ですのでしっかりメモを取って情報を聞き漏らさないよう注意しましょう。

2.言葉遣いや態度に注意を払う

これも社会人になるにあたって最低限のマナーになりますが、言葉遣いと態度には十分気を配るようにしましょう。

OB・OGの方の中には「リラックスしていいですよ」と気を利かせていってくださる方もいますが、そこで気を緩めて言葉遣いや態度をおろそかにしてはいけません。

OB・OGの方は業務の間を縫って時間を設けてくれていますので、相手の時間をもらっているという自覚をもって臨むことが大切です。

好感の持てる態度・マナー
  • 相手の目を見る
  • はきはきと話す
  • 話を遮らない
  • 自分の話ばかりしない
  • 相槌を打ちながら話を聞く

逆に、OB・OG訪問の場からしっかりとした言葉遣いや態度で臨めば、面接の時にもきっと活きてくることでしょう。

3.踏み込んだ話は相手との間柄を見極める

質問をする際はOB・OGの方との間柄によって内容を考えるようにしましょう。

例えば、

・給料はどのように上がっていきますか?
・今現在の役職でどれくらいもらえますか?
・サービス残業はどのくらいありますか?
・会社への不満はありますか?

このような踏み込んだ質問は相手との間柄によってはNG質問になる可能性があります。

相手が昔からの知り合いで仲の良い先輩なら問題ないかもしれませんが、初対面の人にする質問としてはふさわしくありません。

どうしても聞きたいという場合はその中の良い先輩経由で事前に社内の人に聞いておいてもらうといった工夫をしてみるとよいでしょう。

4.事前に聞きたい質問は用意しておく

著者の体験上OB訪問はおよそ1時間~2時間くらいの時間で行われることが多いです。

何度も言いますが、忙しい時間をもらってOB・OG訪問をしていただいているので、事前に質問は準備して臨むようにしましょう。

OB・OG訪問をする前にメールやチャットで事前に質問を連絡しておくのもよい

当日の限られた時間を最大限活用するためにも事前に質問を知らせておくのは良い手だといえます。

せっかくのOB・OG訪問なのでしっかり準備をすることが非常に大事になります。
また、短い時間を有効に使うために、質問の優先順位を決めておくこともおすすめです。


今後の選考に活かすためにも必ず聞いておきたいことを聞き逃さないように、質問は事前に準備して優先順位を決めておくことが大切です。

5.OB・OGに聞かなくても分かることは聞かない

いくらOB・OG訪問だからと言ってなんでも聞けばいいというわけではありません。
特に、企業HPや書籍に書いてあるようなことをわざわざ聞くのは時間の無駄になるのでお勧めできません。

・企業理念は何ですか?
・社長はどなたですか?
・どんな職種がありますか?
・勤務地はどこですか?

OB・OG訪問だからと準備を怠けるのではなく、ある程度の前提知識は蓄えたうえでさらにブラッシュアップするための効果的な質問ができるよう心がけましょう。

しっかり準備をして自分の考えなども混ぜながら質問ができれば、OB・OGに対して熱意を伝えることができるでしょう。

6.訪問する社員の年次に合わせて質問を変えてみる

OB・OG訪問ではなるべく幅広い年次の人から話を聞いてみるとよいでしょう。

特に年功序列型が多い日系企業では、年次が上がるほど役職が上である可能性が高くなるので、若手社員とは違った視点で話を聞くことができます。

逆に若手社員は就活の話や若手目線の意見といった異なる角度から話を聞くことができるので、なるべく幅広い年次の人にOB・OG訪問することをおすすめしています。

中堅~ベテラン社員におすすめの質問
企業の将来ビジョンや経営戦略といったよりビジネスの深い部分の質問

若手~中堅社員におすすめの質問
就活の話や将来のキャリア、若手から見た企業の強み・弱みなど

それぞれ年次ごとに視点や話せる内容にも違いがあるので、幅広いOB・OGに話を聞くことで多角的な視野を持って企業研究することができるでしょう。

7.複数のOB・OGにあえて同じ質問をしてみる

OB・OG訪問において同じ質問を複数のOB・OGにしてみるのも工夫の1つです。

例えば、企業の強みを5人に聞いた際に、みんな同じ答えならそれが揺るがない企業の強みとして説得力を持たせることができます。

逆に5人がバラバラの答えなら、それはそれで魅力の多い企業ととらえることができるので、どちらにしても同じ質問を複数のOB・OGにしてみるのは良いといえます。

また、上記でも述べているように年次によっても同じ質問に対する見方が異なる可能性もあるので、多くの人に同じ質問をして返ってきた答えを自分の中で言語化できるようにしておくと面接等で活きてくるでしょう。

まとめ

皆さんいかがだったでしょうか?
今回は「OB・OG訪問で使える質問45選」を紹介してきました。

記事でも述べているように、OB・OG訪問は企業研究をするうえで非常に貴重な機会になります。

少しでも効果的で有意義な時間が過ごせるよう、あらかじめ質問を用意するといった事前準備を徹底していきましょう!

皆さんの就活が実りあるものになることを祈っています。

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